簡単な内容なのに思うように英語が口から出てこないもどかしさ、あなたも経験があるのでは?
どうして英語がスムースに口から出てこないのか、あらためてそのわけを考えてみましょう。

●単語がわからない

例えば、「渋滞にあって遅れちゃったよ。」、英語にするとどうなるでしょうか。

      

【解答例

I was caught (stuck) in a traffic jam, so I was late.
 渋滞にあって遅れちゃったよ。

I was caught (stuck) in 〜 という部分は慣れていないと出てこない表現です。

ただ、何とか相手に言いたいことを伝える、という目的から言えば完全な文でなくてもいいわけです。

この場合、
a traffic jam がキーワードになります。
完全な文でなくても、このキーワードを言えば相手に「交通渋滞にはまったんだな」ということは伝わるでしょう。
でも知らなければとても苦労しますね。
 

「渋滞にあった。」なんて難しいよ、と思われた方、次の会話はどうですか。

「テーブル(の上)をかたづけてくれる?」は英語で何て言うでしょう。「渋滞〜」の文よりはやさしそうですが。



Would you clear the table? でOKです。
Please clear the table. でも言いたいことは伝わりますね。

clear(クリアー)は日本語でも使うなじみのある言葉です。ただ「かたづける」という動詞の意味があることは
知らなかったのではないでしょうか。

「単語がわからない。単語を知らない。」 という場合、ある単語について一部の意味しかわかっていない、とい
うこともよくあるケースです。


●単語または文の「つなぎ方」や「並べ方」がわからない

個々の単語がわかっても、そのつなぎ方や並べ方(いわゆる「言い回し」)がわからないために話せない、という
こともよくあることです。

例えば短い例ですが、次の語句を英語で言って見ましょう。

「何か飲むもの」
「何か新しいもの」「何かボールのようなもの」



something to drinksomething newsomething like a ball となります。
わかってしまうととても便利ですね。

ではこれを利用して次の文を英語で言ってみましょう。妙な例文ですが…

「おばあさんが川で
何か食べるものを探していると、向こうに桃のような何か大きなものが見えました。」

「〜していると」は「〜していたとき」と考えるのがコツです。



【解答例】
When the grandmother (old woman) was looking for something to eat at a river,
                       she saw something big like a peach over there.


個々の単語は難しくありませんね。後はすべて単語、そして文のつなぎ方と並べ方の問題です。


●英作文に時間がかかってしまう

 
英語が出てこないもう1つの大きな原因は、言いたい日本語を英語に組み立てようとして、頭の中で作文の
“作業”に入ってしまう、という点です。

学校の英語の授業でよくやった、「次の日本文を英文にしなさい。」という問題に取り組むのに似ています。

次の日本文を声に出して即座に英語で言ってみましょう。

「彼はそのことを知っているの?」




Does he know that? ですね。とっさに口から出ましたか?

かつて中学1年の英語の授業で「彼は〜しますか?」という日本文を英文にするとき、一瞬、
Doを使うか
Doesを使うか迷った後、「主語は三人称単数のheだからDoesをつけてDoes he 〜?だ…」、と
いった「思考過程」を誰しも経験したことがあるはずです。

でもこのような「思考過程」を会話でやっていたのでは時間がかかって会話が進みませんね。

ところで、●単語または文の「つなぎ方」や「並べ方」がわからない、ということと ●頭の中で文法を使って
英作文をしてしまう、ということを一言でまとめると、
日本語にとらわれてなかなか英語そのもので発想する
ことができないということです。

もちろんこれは無理もありません。

何十年も日本語だけで考え日常会話を日本語だけで行ってきた普通の日本人が、そう簡単に英語的な発想
ができるようにはなりません。

ただ、少しでも英語的な発想に近づく方法はあります。

次のページでその方法についてお伝えします。

その前にちょっと確認したいことがあります。

★文法の力や作文力は弱くてもOK。大切なのは「音」です。
   〜「ドゥーヒー(Do he 〜?)」は聞いたことがない〜
 ここにひとつ長めの英語の文章をご紹介します              

  When I was young, I'd listen to the radio.
  
Watin' for my favorite songs.
  
When they played I'd sing along, it made me smile.
  
Those were such happy times and not so long ago.
  
How I wonder where they'd gone.
  
But they're back again just like a long lost friend.
  
All the songs I love so well.
   (この先はどうぞお一人で…)

 読んでいるうちにメロディーが浮かんできたかもしれません。
 そう、有名なカーペンターズの「Y
esterday Once More」の歌詞の一部です。

 けっこう長い英語の歌詞が口をついて出てくるという事実を重視しましょう。
 この例をあげるまでもなく、歌で覚えた英語はなかなか忘れません。

 何度も繰り返し耳から入った音がすでに脳の中でしっかり記憶され、かついつでも「取り出せる」ように
 なっているのです。歌詞にはメロディーという助けがあるにしても、まさに「耳」の力、「音」の力です。
 
 これはあなた自身が日本語という言語の会話力を身につけた過程を考えればすぐお分かりでしょう。
 元来、語学力は耳で聞いた「音」が原点です。この「音」を原点に「聞く」→「話す」の反復で身について
 いく能力が会話力です。

 先ほど例にあげた「
D
oes he 〜? 」の英文も、英会話の世界では文法的な知識はとりあえず必要
 ありません。
 なぜ「
D
o he 〜? 」ではなく「Does he 〜?」かというと、「ダズヒー〜」とは何度も聞いたことが
 あるけれど、「ドゥーヒー〜」とは聞いたことがないからです。その他の説明は基本的に必要ありません。

 もちろん英会話を習得する過程で、文法を知っていることは助けになりますし、いくつかの基本的な文の
 決まりを学ぶことは大切です。

 ただし、英会話を始めようとする方の中で、「学校の英語が苦手だった」と言う方は、そのことを気に
 することは全くありません。

それでは、次に少しでも英語的な発想に近づく方法についてお伝えします。


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 はじめに
 ■なぜ英語が
  出てこないのでしょうか 
 ■英語的発想に
        近づくために
  超基本動詞1 have@
  超基本動詞2 haveA
  超基本動詞3 get
  超基本動詞4 make
  超基本動詞5 take@
  超基本動詞6 takeA
 おすすめ自主トレ方法1
 ■おすすめ自主トレ方法2